STOCK SIEVE(ストックシーヴ)の抽出銘柄の事例です。AI(人工知能)の株価上昇予想が的中したケースや評価・評判を検証します。2022年の日経平均は年間9.4%下落しましたが、STOCK SIEVEは多くの倍増株を発掘しました。
STOCK SIEVE(ストックシーブ)のAIソフトが抽出・選定し、その後に株価が値上りした事例です。
銘柄 | 抽出時点の株価 | 高値 |
---|---|---|
ネポン
(7985) |
1674円
(2022年8月19日) |
3100円
(2022年8月26日) ※1.85倍 |
ホープ
(1382) |
1642円
(2022年8月22日) |
4000円
(2022年8月29日) ※2.43倍 |
ソレキア
(9867) |
4590円
(2022年8月23日) |
1万3250円
(2022年8月30日) ※2.88倍 |
TORICO
(7138) |
1285円
(2022年8月23日) |
2804円
(2022年8月30日) ※2.18倍 |
マイクロ波化学
(9227) |
1329円
(2022年11月2日) |
2147円
(2022年11月16日) ※1.61倍 |
ユーザベース
(3966) |
745円
(2022年11月2日) |
1498円
(2022年11月16日) ※2.01倍 |
ゲームアプリ業界関連株では、STOCK SIEVEが「お化け株」として配信した「サイバーステップ」が値上りしました。サイバーステップ(3810)は東証スタンダード上場のオンライン・ゲーム会社です。Youtubeチャンネル「一月万冊」を運営するユーチューバー兼起業家の清水有高(ゆうこう)氏(43歳)が監査役を務めていたことでも有名です。
年初の終値 | 年初来高値 (終値ベース) |
直近の終値 |
---|---|---|
387円
(1月4日) |
1104円
(6月8日) ※2.85倍 |
517円
(12月9日) |
サイバーステップは、2022年6月に株価が急騰しました。 その直接の引き金となったのは、資金増強の発表です。 5月27日、創業者で現社長の佐藤類氏が追加出資を行うと発表しました。 佐藤氏の資産管理が増資を引き受ける形です。 その結果、資金繰りの不安が解消され、新作ゲームの開発費が確保できるとして買い注文が殺到しました。 株価は10日間足らずぜ倍増しました。
業種 | オンライン・ゲーム会社 |
主力商品 |
|
業績の推移 | 2020年5月期まで順調に成長していた。しかし、2021年5月期から主力ゲーム「トレバ」が失速し、急激に売上高が減った。21年5月期、22年5月期の二期連続で営業赤字だった。 |
※当サイトでは、アプリ開発者様、ゲーマー、一般の個人投資家様からの寄稿をお待ちしております。iPhone、iPad、アンドロイド、ウィンドウズのおすすめアプリや関連株式について、レビュー・評判・口コミの充実化を図っています。
1977年 | 香川県生まれ(実質的には東京都出身) |
1998年 | 東京高専卒業 |
1998年 | フリーランスSE(システムエンジニア)として従事 |
1998年 | 仲間とともに事業の準備を開始 |
2000年 4月 |
個人事業主として創業(22歳)。小さなアパートの一室で始めた。 |
2000年 7月 |
有限会社を設立 |
2001年 8月13日 |
株式会社へ改組 |
2002年 | 自社で開発したオンライン・ゲームについて、韓国のゲーム会社と契約。韓国で大ヒットとなる。 |
2005年 | 結婚し、すぐに離婚 |
2006年 | 東証マザーズ上場 |
創業者・佐藤類氏は、インターネット環境の不便さに憤りを感じていた。
ウェブサイトを見る際、画像やデータを表示させるのに時間がかかった。
またネット上にアップロードするには、ファイル転送のためのFTPソフトウエアを使わなくてはならなかった。
これでは、コンピューターを介したコミュニケーションがスムーズに進まない。
「インターネット上を東京・渋谷駅前の交差点くらいに騒がしくしたい」と考えた。
多くのユーザーが常時双方向でコミュニケーションがとれる環境を提供すべく、起業へと動いた。
1998年に事業を立ち上げた。
佐藤類社長を含めて仲間がわずか4人だった。
研究開発は2人。残りの2人は地域のポータルサイトを月1万円で作るなどして、日銭を稼いでいた。
その後は、開発者を他社に派遣する収入で経営を維持していた。
他社からの受託開発も手がけた。
しかし、度重なる値引き合戦に嫌気が差した。
「これではただの受託業になってしまう」という危機感を抱いた。
2001年に思い切って受託の収入源を断ち切った。
目先の売上を捨て、自社開発のみに絞ったのだ。
べンチャーキャピタルの出資を得て、自社開発に全力を投じる環境ができた。
それが大きな転機となった。
ゲーム会社向けのミドルウエアを開発した。
あまり売れなかった。だが、ホームページ上でソフトを動かす「Java」関連の技術の高さが、業界内で評判になった。
オンラインゲーム「ゲットアンプド(GetAmped)」を開発した。東京都調布市の小さな雑居ビルで作られた。
2002年5月に韓国のウィンディソフトが運営会社として名乗りを上げた。
2004年5月から商用サービスを始めた。
ゲットアンプドでは、最大8人までのプレーヤーが参加できた。
参加者がキャラクターを操り、他の人とバトルを繰り広げる。
キャラクターを自由にコーディネートできた。自分らしさを出すことができた。
同時に、他のプレーヤーとコミュニケーションできた。それが口コミで高評価を得た。
ネットを介してデータを送受信する際、操作とキャラクター動作のずれがなく起こりがちだった。
しかし、GetAmped(ゲットアンプド)はそれが少なかった。
快適に遊べ爽快(そうかい)感を味わえる点が、評判になった。
オンラインゲーム市場。
2005年ごろ、日本で市場規模が数百億円に達した。
その人気の中心を占めたのは、韓国や中国生まれのゲームだった。
代表例が「ラグナロクオンライン」だった。
それでも、日本では家庭用ゲーム機が圧倒的なシェアを持った。伸び悩んだ。
しかし、サイバーステップのゲームは、オンラインゲームの“本場”となっていた韓国で受け入れられた。
並み居る韓国製ゲームを押しのけ、トップクラスの人気を獲得した。1000万人が登録した。
韓国では早くからブロードバンド(高速)通信網が普及した。優れたオンラインゲームが続々と登場した。
その勢いに目をつけたのが、中国を代表するIT企業といわれていた「盛大ネットワーク」だった。
盛大は上海で1999年からオンラインゲーム関連ビジネスを展開し、国内シェアで6割を持つ有力企業。2004年5月に米ナスダック市場に上場して話題となった。
サイバーステップは2002年に、この盛大から「ゲットアンプド」の提供を打診され、運営権ライセンスを締結した。
運営権ライセンスとは、その国でのゲーム運営を、すべて任せるというものだ。
海外では、それぞれの国の企業とライセンス契約を結んだ。
通信事情も違えば許認可などの手続きも違う。
自社で進出してサーバーを立ち上げ、ゲームを提供するのは難しい。
運営ノウハウを持つ現地企業に任せ、開発に徹した。
中国に限らず韓国、タイ、台湾、インドネシアでも、運営権のライセンス提供を行った。
コンピューターの世界で懸念されるのが、「盗作」だ。具体的にはソースコード。つまりソフトの設計図だ。
似たゲームを出されて顧客を奪われてしまうことがある。とくに中国では、著作物のコピー問題が常に付きまとう。
この点について、サイバーステップでは、開発はすべて自社で行ったうえで、暗号化をかけて中身を読み取られないようにして渡した。
従来のパッケージソフトは、開発から店頭に並ぶまでで流通が終了する。
それに比べ、オンラインゲームはサービスを常に行なって来場者に継続して利用してもらうことが重要だ。
それができればコンスタントに収益を上げられる事業でもある。
2006年7月5日、東証マザーズに上場した。
上場したころには、オンラインゲーム市場がさらに拡大していた。年齢も国境も関係なく、瞬く間に世界中に広がるようになっていた。
そんななか、「ゲットアンプド」は強豪がひしめく本場・韓国でベスト3に食い込み、圧倒的な人気を誇る『リネージュ』『ミュー』と並ぶ勢いをみせた。
当時の韓国は、人口が5000万人にも満たないのに、ユーザー数が1000万に達したほどだった。
サイバーステップは、ゲームのローカライズをさらに進めた。
各国の運営会社に協力してもらい、アイテムやオプションなどを現地のパートナーと意見交換しながら工夫していった。
例えば韓国ならテコンドーの要素を持ったアイテムを入れた。中国では、プレーヤー同士が同性でもゲーム上のキャラクターが男女であればオンライン上で結婚できる「結婚機能」を導入した。
銘柄 | 安値 | 高値 | 上昇倍率 |
---|---|---|---|
Appier
(4180) |
1324円
(2023年1月5日) PER:- |
2175円
(2023年2月14日) PER:280.76 |
1.64 |
アイスタイル
(3660) |
454円
(2022年10月7日) PER:1,135.00 |
645円
(2022年12月14日) PER:1,607.50 |
1.42 |
FRONTEO
(2158) |
711円
(2022年9月21日) PER:- |
1076円
(2022年11月28日) PER:- |
1.51 |
キャンバス
(4575) |
743円
(2022年11月21日) PER:- |
1599円
(2022年12月19日) PER:- |
2.15 |
アースインフィニティ
(7692) |
332円
(2022年8月31日) PER:- |
1716円
(2022年10月7日) PER:102.29 |
5.16 |
タカトリ
(6338) |
2907円
(2022年10月19日) PER:34.06 |
8730円
(2022年11月28日) PER:29.79 |
3.00 |
ナガホリ
(8139) |
806円
(2022年10月3日) PER:61.81 |
1661円
(2022年10月31日) PER:127.38 |
2.06 |
バンク・オブ・イノベーション
(4393) |
2851円
(2022年9月26日) PER:- |
15800円
(2022年11月1日) PER:- |
5.54 |